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子供の起立性調節障害

起立性調節障害
更新日:2025.11.16

 


【子どもの起立性調節障害】

朝がつらいのは「自律神経の乱れ」が背景にあるかもしれません

尾張旭市はなのき整体院ブログ♪

「朝になると頭痛がする」「立ち上がると気持ち悪い」「学校に行きたいのに体がだるくて動けない」。
最近、こうした相談を受けることが増えています。

その背景にあるのが 起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)
特に 小学生高学年~高校生 に多く、成長期の身体変化・生活リズム・ストレスなどが複合的に影響する、自律神経のトラブルです。


◆ 起立性調節障害とは?

起立時の血圧調整がうまく働かず、脳に十分な血液が回らなくなる状態です。
つまり、姿勢変化に対する循環調整の不具合

自律神経(交感神経・副交感神経)がうまくスイッチしないことで、

  • 朝起きられない
  • 立った瞬間にフラつく
  • 動悸
  • めまい
  • 倦怠感
  • 午後からは比較的元気になる

といった特徴的な症状が出ます。

「怠けている」「やる気の問題」と誤解されやすいですが、
明確に身体の機能が低下している状態 です。


◆ なぜ思春期に多いのか?

思春期は“自律神経の揺らぎ”が大きくなる時期です。
そこに以下の要因が重なると、発症しやすくなります。

  • 身長の急激な成長 → 循環系への負担
  • 睡眠リズムの乱れ
  • スマホ増加による交感神経の興奮
  • 学校・部活動・環境変化のストレス
  • 姿勢不良(猫背・前首姿勢)による頸部の緊張

特に最後の「姿勢不良」は整体目線でも重要ポイント。
首の筋緊張が続くと、頸動脈・自律神経の受容器 に負担がかかり、めまいや立ちくらみを悪化させやすくなります。


◆ 整体でできるサポート

起立性調節障害は医療機関での診断が基本ですが、
整体では 自主回復力を引き出すサポート が可能です。

① 頸部・胸郭まわりの緊張を解消

首・肩・胸郭の動きが良くなると、
呼吸の深さが戻り、交感神経の過緊張を抑えやすくなります。

② 姿勢調整で「血圧調整のしやすい身体」に

猫背・巻き肩・前首姿勢は、頭部への血流調整を邪魔します。
全身のバランスを整えることで、起立時の血圧変動が緩やかに。

③ 自律神経のリズムを整えるサポート

軽い骨盤調整や呼吸誘導は、副交感神経の働きを高め、
「朝のスイッチが入りにくい子」の体を整えやすくします。


◆ 家でできるケア(親子で一緒に)

整体と併行して、生活習慣の見直しも非常に効果的です。

✔ 朝の光を浴びる

体内時計が整い、交感神経のオンがスムーズに。

✔ 就寝前のスマホを控える

ブルーライトは交感神経を刺激し、朝の動き出しを妨げます。

✔ 水分を十分にとる

血液量が増え、立ちくらみの改善に役立ちます。

✔ 深い呼吸を習慣化

胸郭が広がり、酸素供給とリラックス効果がアップ。


◆ 「学校に行きたいのに行けない」子どもたちへ

起立性調節障害は、周囲の理解不足で
“怠けている”“気持ちの問題”
と受け取られてしまうことが少なくありません。

しかし、実際は 医学的に確認されている自律神経の機能低下 です。

正しいケアを続けることで、
多くのお子さんが少しずつ朝のつらさを卒業していきます。

「最近、朝起きられない」
「午前中だけつらそう」
そんな様子があれば、早めのご相談をおすすめします。


愛知県尾張旭市はなのき整体院

起立性調節障害専門

院長 石田 大

 

この記事を書いたひと:院長 石田 大

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