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子供の側弯症の改善法

子供の姿勢
更新日:2025.11.16

 


【症例報告】成長期の“軽度側弯症”のお子さん

〜尾張旭市 はなのき整体院でのアプローチ〜

今回は、尾張旭市のはなのき整体院に来院された
**小学校高学年・女の子の「軽度側弯症」**のケースを紹介します。

親御さんからの主訴は
「学校検診で“背骨が曲がっているかも”と言われた」
「右肩が高く見える」
というものでした。


■ 初回評価:側弯特有の“ねじれパターン”

姿勢評価および前屈検査にて、以下の特徴が明確でした。

●① 背骨の右凸カーブ

胸椎(背中の骨)が右に軽度のカーブ。成長期に多い典型タイプ。

●② 肋骨の回旋(ローテーション)

側弯の子に多い「右あばらの盛り上がり」を確認。
これはカーブだけでなく背骨のねじれが起こっているサイン。

●③ 肩甲骨〜骨盤の“連動不良”

肩甲骨の可動性が乏しく、骨盤が後ろに傾き気味。
背骨を支える“深部筋”が働きにくい状態。

側弯症は**骨の変形というより、成長期に起こる“姿勢のねじれのクセ”**が背景にある場合も多く、
早期の介入が非常に効果的です。


■ はなのき整体院での施術プラン

成長期の側弯には、強い矯正や「ボキボキ」は禁忌。
当院では以下の3ステップで進めました。


【STEP1】背骨の回旋(ねじれ)を軽減する手技

側弯特有の胸椎〜肋骨のねじれを、
呼吸に合わせてゆっくり緩めるアプローチ。
特に右胸郭が固まっていたため、可動性の回復を重点的に行いました。


【STEP2】肩甲骨の可動域を改善

側弯の子供の約7〜8割に見られる
「肩甲骨の外側固定(固まり)」を解除するため、

  • 肩甲胸郭リリース
  • 前鋸筋の促通
  • 肩甲骨内転の運動誘導

を実施。
これだけで背中の左右差がかなり柔らかくなります。


【STEP3】家庭での“非対称補正エクササイズ”

症例ごとに違いますが、この子には以下を処方。

●呼吸×リーチ運動(胸郭の左右差の補正)

右の肋骨が盛り上がるタイプによく使う方法。

●四つ這いローテーションエクササイズ

ねじれの癖をリセットする運動。

●骨盤中立を保つ30秒トレ

骨盤の倒れ方でカーブが進行しやすいため、
「正しい立ち方」を身体に学習させる目的。

どれも1日2〜3分でできる内容に調整。


■ 4週間後の変化

週1回 × 4回の施術+毎日の簡単エクササイズで…

✔ 肩の高さの左右差が軽減
✔ 背中の“肋骨の盛り上がり”が柔らかく
✔ 姿勢のクセが減り、立ち姿が自然にまっすぐに
✔ 本人が「疲れにくくなった!」と体感

学校検診で再チェックされた際も
「大きな進行なし」と評価され、親御さんも安心されていました。


■ 整体でできること・できないこと

側弯症には医学的な診断が必要な場合もあります。
整体ができるのは

  • 姿勢の左右差の改善
  • 肩甲骨・胸郭・骨盤の可動性回復
  • 成長期の進行リスク軽減
  • 痛み・疲れの緩和

など、機能面のサポートです。

必要な場合には医療機関での検査も併用しながら、
身体が“まっすぐに戻りやすくなる環境”を作っていくことが重要です。


■ まとめ

子供の側弯症は、「早期発見+正しいケア」で進行を抑えやすくなります。
もし

「左右差が気になる」
「最近姿勢が傾く」

などのサインがあれば、尾張旭市のはなのき整体院にご相談ください。

お子さんの成長期の背骨を、
やさしく・確実にサポートしていきます。


愛知県尾張旭市はなのき整体院

側弯症専門

院長 石田 大

この記事を書いたひと:院長 石田 大

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